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おいしそうな絵本(1)『チップとチョコのおつかい』『ジャムつきパンとフランシス』
最近、ちょこちょこ近所の図書館に行くようになって、
夜8時くらいに子どもの少なくなった絵本コーナーをふらふらしてると、小さいとき好きだった懐かしい本とかみっけて結構楽しいのです。

なので、これから絵本の紹介なんかやってみようかと思います。

第一弾は、題して「おいしそうな絵本」。
いろいろなお菓子とか、料理とか、ヨダレの出そうな絵本です。

チップとチョコのおつかい
489423226Xチップとチョコのおつかい
どい かや

文溪堂 1999-05
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かわいい子犬の兄弟チップとチョコが、いちごジャムのサンドイッチを作るために二人でおつかいに行くことに。ところが、お店に行くとなんといちごは売り切れ。今度はいちご畑に行っていちごをたくさんわけてもらえた二人ですが、帰り道お腹がペコペコになってしまい…

そうか…。我慢できなかったか。そうだよね。いっぱい歩いたしね。
最後に怒りもせずに、残ったいちごでプリンを作ってあげるお母さん。
なんて優しいの。

いちごジャムのサンドイッチとイチゴいりパンプディングのレシピ付きです。


ジャムつきパンとフランシス
ko019.jpg


4769021011ジャムつきパンとフランシス
ラッセル・ホーバン リリアン・ホーバン 松岡 享子

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ジャムつきパンが大好きだけど、他の食べ物をちっとも食べないフランシス。「そりゃ、たべるものは、いろいろあるわ。そして、いろんなあじがするわ。でも、ジャムつきパンなら、どんなものかよくわかっているからあんしんだし、それに、いつたべてもおいしいんだもん。」
次の日の朝ご飯。メニューはオレンジジュースとトーストにのせたおとしたまご。でも、フランシスの前にはジャムつきパンだけ。お昼のお弁当もジャムつきパン。おやつもジャムつきパン。晩ご飯も…。みんながおいしそうにいろんなものを食べるところを見て、フランシスはついに他の物も食べてみることに。

こちらのお母さんはなかなか厳しい方です。
ジャムつきパン以外にもいろんな料理が出てきます。しろいパンに伊勢エビのサラダをはさんだサンドイッチ。想像するとヨダレが…。



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【2005/11/30 23:36】 おいしそうな絵本 | トラックバック(1) | コメント(1) |
ランドリー
浅い井戸に沈んだ、紺色は、昨日の私を締め付けて。
小宇宙にのまれる、白色は、おとといの私を包んでいた。

遅い朝に、洗濯機をまわす。
ごうん、ごうん、とうねり、
ずずーっ、と吸い込まれる水と泡。

日々はたくさんの不安と幸福に彩られている。
だから私は、その日々の区切れに、洗濯をする。

残ったのは、清潔な匂いと、清潔な孤独。



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【2005/11/27 13:04】 優しい時間 | トラックバック(0) | コメント(0) |
あったかい味
今晩のご飯は鍋。
辛みそ鍋、モツ入り。
農家をしている実家から送られてきた白菜と大根をどっさり入れて作る鍋はあったかくて、やさしい味がする。

季節のはじめに届くその段ボールは、がっちりとガムテープで閉じられていて、受け取ってすぐにいそいそとフタを開けると、ふわっと、野菜を包んでいる新聞紙と、懐かしい土の匂いがするのだ。
その匂いは私の鼻と心をくすぐる。
おばあちゃん、畑仕事、無理してないかな。
おじいちゃん、また風邪なんか引いてないだろうか。

段ボールの中に閉じこめられていた匂いは、いつのまにか拡散して消えた。
今は、味噌と野菜の甘い匂いが蒸気と共に部屋中にたちこめている。

そして私は、もうすぐやってくる人と鍋が煮上がるのを、段ボールの中のミカンを食べつつ待つのである。



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【2005/11/22 22:07】 優しい時間 | トラックバック(0) | コメント(2) |
約三十の嘘。騙されました。
「約三十の嘘」
大谷健太郎 監督
B00081U4IY約三十の嘘 特別版
椎名桔平 土田英生 大谷健太郎

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3年前のある事件をきかっけにバラバラになっていた詐欺師チームが再集結。過去のいざこざに新入りも加わって、関係がぎくしゃくしつつも、3年ぶりの仕事は大成功!ところがその帰り。再び乗り込んだトワイライトエクスプレスで、お金のぎっしり詰まったトランクの中身が…。


「恋の門」を映画館で観たときに予告で観て以来、ずっと気になっていたのを、やっとビデオで観ました。
でも、ちょっと期待はずれ。
題名はもちろん、キャスト、設定、ネタ、音楽。
すべてがそろっていたのに、そのわりにはそれ程でもなかった。

この映画は題名がいい。
「約三十の嘘」。
詐欺師たちがばらまいたたくさんの嘘。
それが暴かれていくにつれて、並行して暴かれていく本当の犯人と詐欺師の仮面の下に隠れていた人間の本当の姿。
「やられた!」という、ドンデンとその後のちょっとの涙。

こんなのを期待しちゃうじゃないか!
裏切られた!

公式サイト(http://www.30uso.com/)で、この映画、オープニングから何かが起こりそうなサスペンスかミステリーみたいだけど、騙されないで!殺人も大ドンデンも起こりません。みたいなことが言われてたけど、そういう意味ではほんとに騙されました。

そういう会話がキーになる人間ドラマだとしても、もっと面白くなったはず。
「12人の優しい日本人」はおもしろかったな。

でも、中谷美紀の演技と美貌は最高。
終盤の熱演には、ほんとにキスしたくなりますよ。



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【2005/11/18 12:35】 映画を観て | トラックバック(0) | コメント(0) |
記念日。フォアグラはうまかった。
今日の授業はどうだったとか、あの映画が観たいだとか。
彼氏が「せっかくだから、思い出話でもしようよ」といったのはほんの5分前。

この前の日曜日のこと。
家の近くのフレンチレストランでふんぱつしたコース料理を前にしての会話。
実は私たちはつきあい始めてちょうど一年。
一応、記念日のイベントなのである。

「あ、明日ゴミの日だね。」
「そうだね。帰ったらちゃんと出そうね。」

なんて。
いつの間にか、普段家でカレーでも食べながらするかのような気の抜けた会話。
話すべき思い出はたくさんあるはずなのに、二人でご飯を食べるとムードもへったくれもない。

「そのフォアグラ一口ちょうだい。」
「いいよ。」

「このサーモンのなんとか風マリネおいしいよ。あげる。」
「どうも。」

「あのさ。私たちが付き合ってる間に、一回でいいからドラマみたいなロマンチックなことして。」
「うん、いいよ。」

「ぜったいだからね。」
「もちろん。」

まったく。
呑気で、まぬけで、平和で。
こんな幸せなことはないよ。



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【2005/11/18 01:29】 優しい時間 | トラックバック(0) | コメント(0) |
町田ひらく『町田ホテル』『あじあの貢ぎもの』
町田ひらくに対してのレビューなんかを見ていると、どうも「鬼畜」だとか「陰惨」だとか言う人いるが、私はそうは思わない。むしろ、町田のロリコン描写はなんとも「あまあま」である。

「あまあま」と私が言う理由は三つだ。

一つめは、鬼畜な性描写がちっとも描かれていないこと。
今回、男友達に勧められて『町田ホテル』と『あじあの貢ぎもの』を読んだが、私が見る限りそのどちらにもそれが描かれていなかった。「わー、女の子が酷い目にあう!」と思うと話がそこで終わったり、そう思ってページをめくるともう行為が済んだ後だったりする。そして、性描写が細かく描かれるときは、むしろ女の子と大人の男が「合意の上」で性交するときだけである。

二つめは、町田の描く女の子が、実は大人の女であること。
もちろん外見的にではなく内面的にだが。彼女たちは男に犯されながら性行為というものが何なのかを知っているし、どうすれば相手が喜ぶかを知っている。ときには行為を受け入れたり、軽くあしらったりもする。

三つ目は、町田の徹底されたフィクション性。
普通エロ漫画というものは、現実で妄想することをそのまま紙面に書きつづる。だからありえない状況がさも現実化のように描かれる。しかし、町田の作品の場合は、その現実世界と妄想世界という構造がそのまま漫画の中に取り込んでしまうのだ。フィクションの階層が一段階上げられるのである。町田の作品は、漫画のなかでなお、男たちは妄想する。そうした幾枚にも重ねられたフィクションの薄膜が、現実の鬼畜さを見にくくさせている。

もう一つ、町田の作品について言われることは描かれる男の「絶望」とか「苦悩」についてである。
しかし、私に言わせればそんなフィクションに対する絶望とか苦悩なんて、オナニーで一発抜いた後に、たまらなく湧き起こる「虚しさ」とか「情けなさ」にすぎないと思う。そして、「なんであんな酷い妄想しちゃったんだろー」なんていって頭を抱えるのだ。
そんな自慰後の虚無感が作品の全面にちりばめられている。

そうして、絵的な鬼畜さの欠落と、相手の少女が本当は成熟した大人の女であること、妄想だけなら罪じゃないということが、そんな虚無感と自虐感を少なくするのだ。
町田の作品は、作品に描かれる男と、それを見ている読者に対してあまあまなのである。

なんて言って、さも批判したみたいだけど、そんな緻密で大胆な構造がきっと町田ひらくのおもしろさなのです。


町田ひらく
『町田ホテル』
asia
4872336410町田ホテル
町田 ひらく

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『あじあの貢ぎもの』
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町田 ひらく

一水社 2004-05-15
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一応、成年コミックです。
【2005/11/12 14:26】 マンガを読んで | トラックバック(0) | コメント(0) |
『センセイの鞄』と靴下(?)
寒い夜は、もこもこのフリース靴下をはいて眠る。
でも、夜の間に、だんだん暖かくなって「もういいや」と自分で脱いでしまうのだ。
起きると、靴下は布団の外で、ひんやりと冷たくなってうなだれている。
私の足も同じように冷たい。
「またか。」と思う。
布団から手だけ出して靴下を引き寄せて、また履いて暖めてから外に出る。
私の朝のかたち。

ツキコにとってのセンセイも、私にとっての朝の靴下なのだ。
一緒にいる内にあったくなって、ふと「もういいか」などと考える。
やっぱりほしくなって引き寄せると、それはとても自分にちょうどいい。
ちょうどいい肌触り。ちょうどいいあったかさ。
そういう「ちょうどよさ」を感じ取ることが、長く続く人間関係には大事だと思う。
たくさんあったまると、ときにはもういらないのかもしれないと思うかもしれない。
でも、本当は手放せないと自覚してしまったら、もうどうしようもなくなっている。

二人の関係は私の理想です。
小説として、というより、そういう風に好きな話でした。


『センセイの鞄』川上弘美
4167631032センセイの鞄
川上 弘美

文藝春秋 2004-09-03
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40歳くらいのツキコと70歳くらいのセンセイが、なじみの居酒屋で偶然再会する。センセイはツキコの高校の恩師。約束するわけでもなく、ばったりと会っては隣り合って杯を交わすようになる二人。
穏やかで、居心地が良くて、近いようで、遠いような。
そんな二人の日々の話。



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【2005/11/11 01:02】 本を読んで | トラックバック(0) | コメント(2) |
どーでもいい嘘。
私はよく、彼氏にだけ、ほんとうにどーでもいい嘘をつく。
あまりにどーでもいいので、例がほとんど思い出せない。

午前0時。
小腹が空いたと言う彼氏と二人。
コンビニの帰り道。
とぼとぼと手をつないで歩く。

「今日、映画館の中で途中、むせて咳したくてたまらなくて。
 止めようと思ったのに無理だった。げほげほって、聞いてたでしょ?」
「ほんとに?聞いてただろうけど、覚えてないや。」
「そういえば、ヒロセくんはおならしてたでしょ。」
「え、してないよ。」
「自分のことも覚えてないんだ。」
「してないと思うけどな…」

「嘘だよ。」

「また?」という顔の彼氏。でも目は笑っている。
あきれるくらいどーでもいい話。
たわいない日々のやりとり。

「私、この嘘は一生続けていくつもりだから。
ヒロセくんはずっとそうやって信じたフリしててくれればいいから。」
「フリでいいんだ。」
「そう。それが、円満のひけつ。」

彼氏の手にある、買ったばかりの肉まんにかぶりつく。
あきれるくらいどーでもいい、幸せな日々のやりとり。



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【2005/11/04 02:50】 優しい時間 | トラックバック(0) | コメント(5) |
ペアルックよりも。
私は久々にお買い物でもしようかと、いつもと違う電車に乗っていた。
目的地まであと30分ほど。
うとうととしていた私は、開いたドアから入り込む乾いた冷たい風に視線を上げると、向かいの座席には一組のカップルが立っていた。

親しげに会話を楽しむカップルを横目で見ていると、一つ気になることが。
二人の服装である。

男性は、上はカーキ色のカバーオール。下はベージュのコーデュロイのパンツ。
かたや、隣に立つ女性は、上はベージュのロングコート。下はカーキ色の七分丈パンツ。
上下の服の色が逆さまなのである。
服装全体の雰囲気そのものも似た感じ。

約束も何もなしに、偶然合ってしまったのだろう。
きっと、本人たちは全然気が付いてないんだろーな、なんて考えていると、何となくほほえましい。

合わせようと思って、合わせたペアルックよりも、うっかり合ってしまう二人のほうが、ずっと親密な匂いがする。
二人がスゴク仲良さそうに見えたのは、ちょっとそのせいもあるのかな。

また眠気が押し寄せて、数駅分、目を閉じて過ごした。
目を開けると、もうそこにそのカップルはいなくて、窓からはさっきの寒さとは対照的に、暖かそうな日差しがさしこみはじめていた。

なんとなく気持ちのいい、ある秋の昼下がりのこと。




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【2005/11/01 13:58】 優しい時間 | トラックバック(0) | コメント(4) |
腐ったヨーグルト
彼氏が家に来て、久々に料理でもしようと冷蔵庫を開けると、鍋やフライパンやらを使って何かするのに調度よさそうなものは何もなかった。
そういう気持ちで冷蔵庫を開けるのがそもそも久々なのだから、それは予想通りのことだ。

しかし、違う目的で冷蔵庫を開けるのはしょっちゅうなので、厳密に言えば「何か」はある。
牛乳、酒類、乾燥わかめ、アンチョビ、梅干し、干からびたネギの青い部分…。
料理が得意で家庭的な女なら、こんな飲み物と珍味と保存食と使い残しなんかでも価値を持つのかもしれない。
でもそれはあくまで私にとってではない。

それらをかき分けていくと、見覚えのある白いプラスチックの容器が、冷蔵庫の端っこにたたずんていた。
容器の表面には「健康生活プレーンヨーグルト」と書いてある。

ちょっと前に気合いを入れてインドカレーを作ったときの残りだ。
賞味期限は過ぎている。
匂いを嗅ぐ勇気が出ない。

そっとシンクまで運んで、フタを開け、一気に中身を排水溝に流し込んだ。
つんっと酸っぱい匂いがした。
瞬間「嗅いでしまった」という後悔の念がこみ上げた。

勢いよく水でそのどろどろを流し、そのまま容器もばしゃばしゃと洗う。
排水溝に上手くダイブできずにシンクの銀色にはみ出した白いシミは、一度水圧でシンク全体に波模様を描いたが、そのうちにその波も徐々に薄れて、どうやら中心にぽっかりと口を開けた暗い穴にすべて飲み込まれてしまったようだった。



私はよく食べ物を腐らせる。
食材を買うときはいつも、何かつくりたいものがあるときだ。
レストランで食べたアレとか、本格何タラとか。
手の込んだ料理が時たま無性につくりたくなる。
買い出しの時からすでに、料理に対する何かむらむらとした欲望に支配されているから、ものが残ることなど考えていない。

いろんな食材を買ってきて、何時間もかけて料理して、キレイな皿にキレイに盛りつけて、ゆっくり食べる。

後には、少しの満足感と、たくさんの食材が残る。

でも、完璧にやりきってしまった私には残ったものたちへの興味などとうに失われてしまっている。

別段好きでもなく、使いやすいわけでもない。
飾りだとか、隠し味だとか、そんな一時のお役目のために集められたものたち。



手に持ったままの、ヨーグルトの容器の「健康生活」の文字を見ながら、ちょっとだけ食べたい気分になっていると、トイレから出てきた彼氏がゴミ箱をのぞき込んで言った。
「俺、そのヨーグルト好きだったのに、残り捨てちゃったの?」
「だって腐ってたんだもん」
彼氏は「ふーん」と、不満げな顔をしながらキッチンを通り過ぎていった。

そういえば、さっき流した瞬間嗅いだあの匂いは、ヨーグルトのいつもの酸味だったような気がする。

ちょっとした心残りを、空になった容器と一緒にゴミ箱に捨てた。



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